WHOのレムデシビルに対する指針について
WHOが新たに更新した新型コロナウイルス感染症のガイドラインにレムデシビルは「入院患者への投与を推奨しない」としました。それに関する米ギリアド社の反論、WHOの見解、厚生労働省の公式発表をまとめています。
承認済み
日本国においては、2020年5月7日に厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会(WEB会議形式での開催)が審議の結果を踏まえ、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症」を効能・効果として米Gilead Sciences(以下、米ギリアドとする。)の日本法人であるギリアド・サイエンシズが5月4日に薬事承認申請していた「ベクルリー点滴静注液・同点滴静注用」を特例承認しました。
米ギリアド
米ギリアド社が開発しているワクチン「ベクルリー点滴静注液・同点静注用」は、入院中のSARS-CoV-2による重症感染症患者に対して、はじめて有効性と安全性が臨床試験で示された抗ウイルス薬です。
臨床試験中に発見された重大な副作用
レムデシビルについては、企業が公表しているとおり、現在、供給数量が限られており、日本への供給量が限定的なものとなる可能性があります。このため、当面の間、レムデシビルの各医療機関への配分については、各医療機関において新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(以下「G-MIS」という。)に入力された投与対象者の人数等※1を踏まえて配分する予定です。
※1 レムデシビルの投与対象者について
ECMO装着患者、人工呼吸器装着患者、ICU入室中の患者であって除外基準や基礎疾患の有無を踏まえ、医師の判断により投与することが適当と考えられる患者及び「ECMO装着、人工呼吸器装着、ICU入室」以外の入院患者うち、酸素飽和度94%(室内気)以下又は酸素吸入が必要な方であって除外基準や基礎疾患の有無を踏まえ、医師の判断により投与することが適当と考えられる患者。
引用元:厚生労働省公式HP
WHOが新たに更新した新型コロナウイルス感染症のガイドラインにレムデシビルは「入院患者への投与を推奨しない」としました。それに関する米ギリアド社の反論、WHOの見解、厚生労働省の公式発表をまとめています。