開発状況
COVID-19に対する転用の臨床試験
神奈川県相模原市の北里病院で、軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患者を対象に医師主導治験(第2相臨床試験程度相当)
開発状況詳細
北里研究所は2020年9月16日に臨床研究実施計画・研究概要公開システム(jRCT)(→国内の臨床研究などの情報をまとめたデータベース)で、試験の詳細を公開しました。
試験は、軽症および中等症のCOVID-19患者を対象にしたランダム化二重盲検プラセボ対照試験(登録番号: jRCT2031200120)(→治験に関わる全ての人がどんな薬を投与するのか知らずに行われる治験方法)です。
治療薬概要
販売:
製造:MSD
販売:マルホ株式会社
概要:
2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授とアメリカのMerck社の共同研究で創製された抗寄生虫薬です。
主に家畜動物の寄生虫駆除に用いられたり、人間に対しては熱帯地域などで問題となるオンコセルカ症(河川盲目症)の治療などに長い間用いられてきました。
ストロメクトールとも呼ばれます。
予測される副作用:
現時点でCOVID-19に対する転用の臨床試験中に発生した有害事象について特に明記した信憑性のある情報がなかったため、一般的な投与による副作用を記載します。
- 吐き気
- 痒み
- めまい など
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