開発状況
COVID-19に対する転用の国際臨床試験終了
開発状況詳細
アメリカの会社Lillyはこの試験結果を基に、米国の緊急使用許可(EUA)などを申請しました。結果、アメリカ食品医薬品局(FDA)がCOVID-19入院患者の治療を目的とした緊急使用許可を発令しました。
米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が行った医師主導治験(ACTT-2)の結果としては、酸素吸入や入院が必要な重症例約1000例が登録され、欧米や日本などで行われました。
オルミエントとレムデシビルを併用投与し、レムデシビル単剤と比較。主要評価項目は退院までの日数で、バリシチニブ群はレムデシビル単剤より約1日短いという結果になりました。
治療薬概要
販売:
アメリカのEli Lilly and Company
概要:
ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素を阻害することにより、炎症や痛みの発現にかかわっている複数の物質に作用し、関節リウマチの症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の治療に用いられます。メトトレキサートをはじめとする抗リウマチ薬で適切な治療を受けた患者さんで、リウマチの症状が残っている場合に使用されます。
予測される副作用:
現時点でCOVID-19に対する転用の臨床試験中に発生した有害事象について特に明記した信憑性のある情報がなかったため、一般的な投与による重大な副作用を記載します。
- 消化管穿孔
- 好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン減少
- 肝機能障害、黄疸
- 間質性肺炎
- 静脈血栓塞栓症 など
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